250611_名もなき旅の果



2025-06-11 10:55:06
link:名もなき旅の果
手帳を巡る旅。複数で行っても面白そうだったのですが、一人でも……楽しかった!


一枚の依頼書を既に手に持っていただろう冒険者。
仲間が集まったか、あるいは一人での受注か...
いつも通りの手続きをアルマに頼む必要がある。

多種多様な依頼が並んでいる。…残るのは難しそうなものばかりだ。

【コルト】
おはようございます、旅に必要なものは足りていますか?
【アルマ】
どう?仕事は決まりそう?

ロスヴィータ : これ。お願い。
【アルマ】
落とし物を届けてほしい…ああ、そう言えば確かに預かってるわ。
なんでも古い本屋で売られていたものだったらしいけれど...

【アルマ】
本と言うより、誰かの手帳だったみたいね。
依頼人が自分で届けに行くには難しくて...それで依頼を出したみたい。

【アルマ】
これがその落とし物…内容は旅行記だって言ってたわ。
依頼人から行き先が分かるメモも預かってるの。

【アルマ】
ええとね…
まず、落とし物の持ち主が住んでいたのは「エルメア村」で...
その村の中でも小高い丘の風見鶏のついた家、みたいね。

ロスヴィータ : (聞いたことのない村の名前に興味を示す)
【アルマ】
…どこの村かしらね。聞いたことない名前だわ。
こういう時は馬車のおじさん達に聞くのが一番よ。

【アルマ】
依頼人から馬車代の足しに、って先払いも預かってるわ。
この依頼、受ける?

【アルマ】
わかったわ、じゃあこの依頼はあなたたちに任せるわね。

アルマは落とし物の旅行記を冒険者へ差し出す。

15ルド手に入れた。
[落とし物] を手に入れた。
【コルト】
おはようございます、旅に必要なものは足りていますか?
取引をしました。
7ルド失った。
[ボトル] を手に入れた。
[携帯食] を手に入れた。
[毛布] を手に入れた。
ロスヴィータ : 任せて。(コルトから、いくつかの物資を購入する。久しぶりの一人旅、気分は依頼と言うより冒険だ)
【アルマ】
気を付けて行ってきてね。

見慣れた場所だ、馬車を見つけるのも容易い…
しかし…最初の目的地はどうしたものか。

…もう少し考えよう

ロスヴィータ : (さて、どう進むか……。大きい街も、旅行記を逆に進むのも、どちらもメリットがある。だけど)
ロスヴィータ : 楽しい方が、いい。
ロスヴィータ : (そうして、微笑む。故郷の言葉の流暢な思考とは違う、訥々とした、癖のある喋り方で)
【老いた御者】
…うん?どうしたね。

【御者】
なんだいこりゃあ…ああ、これを届けに行く仕事だって?
……ふんふん。エルメア村と言う事だけわかっとるんか。

【御者】
おーい!誰かエルメア村って知らんか~!

年老いた御者は周りの御者へとそう呼びかけた。

【御者】
…西だの北だの東からでも行けるだのいろいろだのぉ。
ううむ。…ああ、なるほどな。でかい街道を通ってるなこの御仁は。

【御者】
おそらくこの御仁の村近くから街道は繋がっておるのだろう。
逆を進んでもいけるんだろうけどのお…

【御者】
冒険者っちゅうのは情報も集めながら行くもんじゃろ?
この中身をよく見て自分たちで決めるのも手かものう。

【老いた御者】
…うん?どうしたね。

【御者】
ああ、知っとるよ。リーンから見りゃ北東側に位置する。
なんだったかのお、薬草の茶が美味かった覚えがあるの。

【御者】
街道から外れる道を通るから、ちょいと遠回りだが…
この手帳の最初の方に書かれとる。初めの方に寄った所なんだろうさ。

【老いた御者】
…うん?どうしたね。

【御者】
そこは割と大きい街だのお。果実市ちゅう市が開かれる場所じゃ。
今時ならちょうどその時期かもしれんな。

【御者】
リーンから見て北側に位置する。
街道を使えば割と早く辿り着くがの…
とはいえ今からなら…昼過ぎか日が傾く前くらいの到着かのう。

ロスヴィータは、落とし物を使った。
旅人が訪れた順に書かれているようだ。

ロスヴィータ : (落とし物を、開く)
渓流の宿場町 ロカ・エルネ

川沿いにある小さな町
旅人だけでなく、釣り人にも愛される休息地である

塩焼きの魚とハーブ酒が歩き疲れた体に沁みる

滞在中、川のヌシと呼ばれる魚を釣り上げてやろうと試みるも
小魚一匹釣る事は叶わなかった

穏やかな水の流れと時間
風が通り抜ければ心落ち着く色合いの花々が揺れる

この花の名はなんであっただろうか…
家に戻ったら娘に聞いてみよう

(細い花弁の花が書き添えられている)

旅人が訪れた順に書かれているようだ。

ロスヴィータは、落とし物を使った。
旅人が訪れた順に書かれているようだ。

行商人の集まる街 フラウリオ

ロカ・エルネから運よく馬車に乗ることができ、ここまでたどり着く。

小石が多く、でこぼこした山道での馬車は大層つらかったが...
山を越えれば景色は一転、整備された太い街道が通っている
揺れの少なくなった馬車はなんと快適なことであったか

乗り合わせていた商人も、荷が無事に運べそうだと安堵する
彼が運ぶ荷は果実であった…

この時、他人の不運は私の幸運となる
傷のついてしまった物を一つ分けてもらえたのだから

桃色の皮をめくれば、芳醇な香りと溢れる果汁…
例え病人でも齧りつきたくなるだろう、やはりこの味は特別だ

旅人が訪れた順に書かれているようだ。

高台の畑町 ティーネ丘陵

畑の緑広がる美しい風景に、思わず我が家を思い浮かべる

私の暮らしているエルメア村も畑の広がる土地であるからだ
風がよく通る小高い丘に建てた家…
屋根につけた風見鶏は妻が気に入った形を採用した

ここは、ハーブの栽培が盛んに行われている町のようだ
それを使ったスープが大層美味い店があると教わる

スープだけでなく、パンも格別に美味い
焼きたてにバターを滑らせれば…言葉は不要だ、噛みしめるのみ

時折、強い風が丘を走り去ってゆく
それに乗った草の匂いが緩やかに鼻先へ落ちるような空気

…まるで、彼女が隣にいるような…そんな錯覚を覚えた

ロスヴィータ : ――彼女?
旅人が訪れた順に書かれているようだ。

街道の宿 グランディア

交通の要所とも言える場所、ここへは馬車の乗り換えに立ち寄る

本当はもう少し旅を続けるつもりだったのだが…
どうにも、家に戻りたくて仕方がなくなってしまった
去り際に分けてもらった香草の香りがそうさせるのだろうか

東へ進む予定だったが、西へと向かう馬車へ乗り換える
出発は明日の朝だ

この宿は肉料理が豊富で、決めるのに時間を要した
しかし…やはり串焼きの肉が何よりも目を引く

貰った香草を少しだけ使ったり、勧められた酢漬けを合わせたり
何とも贅沢に肉を楽しんだように思う

…街道では盗賊が出る、などという噂も耳にした
乗る馬車も慎重に選ばなくては

ロスヴィータ : グランディアでは、盗賊が出る、と……。
旅人が訪れた順に書かれているようだ。

山間の小さな村

名もなき村にて世話になる、月明かりが道を照らす夜

乗っていた馬車は順調ではあったのだが
盗賊が出ない地点を選んだルートはやや遠回りだったようだ

常駐する奉仕者はいないものの、巡礼者を迎える村らしい
古き女神を信仰し、祈りの場を提供しているそうだ

旅人を迎えて世話をしてくれるなど、気のいい奴の教えだ
…そんな事を考えるのは失礼であったろうか?

夕餉はパンとスープ、それと食卓を囲む笑顔
昨晩食べた豪華な串焼きを頬張った時よりも楽しい時間であった

村人の一人に、ここまでの旅の記録を写させてほしいと頼まれた
彼が持つ羽ペンは実に素晴らしい魔道具だ
魔力を帯びたインクを用いて、勝手に書き記すのだから

気まぐれに、最後の頁へ私と妻の名前を記して欲しいと頼んでおいた

ロスヴィータ : ああ、妻……。
旅人が訪れた順に書かれているようだ。

どうしようかな?


書いてある町の名前を辿れば、きっと着くはずだ。
まず目指すのは…渓流の宿場町「ロカ・エルネ」になる。

ロスヴィータ : 折角だから、逆行して、行く。御者、お願い。
…乗せる客を集めている馬車が見えた。

【御者】
お客さん、どうだい?
こっちの馬車は川沿いを進む予定だよ。

【御者】
うん?…ああ、宿場町か。もちろん通るさ。
なんだい釣りにでも行こうって話かい?

ロスヴィータ : 釣り……それも楽しそうだ。
…乗せる客を集めている馬車が見えた。

【御者】
お客さん、どうだい?
こっちの馬車は川沿いを進む予定だよ。

【御者】
あいよ、一人3Lいただくよ。
座面は干したばかり、幌も交換仕立て。きっと快適さ。

3ルド失った。
代金を支払い、乗車する。

馬車はまだ出発していない。
準備ができたら御者に話しかけよう。

【客】
あんた、どこ行きなさるね。
ワシはの…ア~…どこじゃったかの…?

こちらの客は暇つぶしに本を読んでいるようだ。
冒険者にはさして興味を示さない。

ロスヴィータ : (鳥の声に耳を澄ます。御者に準備が出来たと声をかけ、一番前の席に腰掛けた)
【御者】
もう走らせやすよ、準備はいいですかい?

冒険者が問題ないと告げると、御者はニカッと笑い返す。
馬の嘶き一つ…ゆっくりと馬車は進みだす。

馬車が徐々に速度を落とし、止まる。

【客】
ああ、ここじゃここじゃ。どうも世話になったの。

馬車はまたゆっくりと進みだす。

ロスヴィータ : (降りた人に、手を振って。ゆっくりと干しぶどうを噛む。甘味が広がる)
馬車が徐々に速度を落とし、止まる。

目的地に着いたのだろう客は、片手を振って降りていく。

馬車はまたゆっくりと進みだす。

ロスヴィータ : お元気で。(こちらも手を振り、再び)
乗ってくる人も降りていく人もいないようだ。

ロスヴィータ : (一人旅。長い間当たり前だった、一人旅。リーンに「根が生えて」、大分経つ)
ロスヴィータ : (カケスの宿の面々、そうではない知り合い、繋がりが増える度に、リーンから離れがたくなる。それが、初めて嬉しかった)
馬車が徐々に速度を落とし、止まる。

【御者】
...よし、到着だ。
ここから先はまた違う馬車を見つけてくれよ、それじゃあ気をつけてな。

ロスヴィータ : ありがとう。諸霊の、加護を。(祈りの仕草をして、とん、と馬車から降りる)
馬車を降りれば、心地よい風が頬を撫でる。
川辺には花が咲き…釣りを楽しむ人の姿も見えただろう。
さて…どうしようか。

【住人】
…はい、なにか?

【住人】
ここはロカ・エルネと呼ばれています。
旅人や商人が山を越える際、一息つくために作られた宿場町ですね。

【住人】
川釣りの場として人気なようで、釣り人もよく訪れますよ。
「ヌシ」なんて呼ばれる大きい魚に挑戦する人が多いですね。

【住人】
宿をお探しでしたら、あちらへどうぞ。

住人は道の先にある建物を示した。

ロスヴィータ : ヌシ!(すこし、心が弾んだ)
【住人】
…はい、なにか?

【住人】
...手帳?ですか?
名前は……ないんですね。

【住人】
ここの土地についての記述があった、という事ですか。
だけどここは旅人なんて毎日やってきますしね…。

【住人】
エルメア村…、すみません聞いたことがなくて...。
だけど、あの山を越えた先に大きな街があるんです。
きっとそこなら誰か知っているかもしれませんよ。

【住人】
…はい、なにか?

【住人】
可愛い黄色の花でしょう。この辺ではエルネ草、って呼んでいます。
乾燥させてお茶にしても美味しいですよ。
もう少ししたら綿毛になって飛んで行っちゃうんですけどね。

ロスヴィータ : (エルネ草の種をすこし買っていこうと思った。何かに使えるかも、しれない)(それ以前に純粋な興味もあった)
【釣り人】
…うん?ああ、届け物の仕事でも請けてるってわけか。
そいつの家なんか書いてなかったかい?

【釣り人】
なるほど、書いてはあるみたいだな…エルメア村?
聞いたことない村だな。もっと北か西の方なのかもな。
…なんでわかるかって?俺が東から来てるからさ。

【釣り人】
ぼちぼち、ってところかな…君も釣りに興味あるかな?
良かったら試しに…、……。…!!?
この強い引きは…ッ!!!アイツか!!?

【釣り人】
す、すまない…釣りあげるのを手伝ってくれ~~~!!

大きな魚影が見える!!
目標値:10 <= 3d + フォーチュン
達成値:14([3,5,6])
判定に成功しました
ロスヴィータ : むんっ……
ロスヴィータ : わ、わ!(必死に引く。何か大きな魚だろうか?)
【釣り人】
…ウオオオオッ!!

釣り人と君の力を合わせて魚を釣り上げた!
........なんだかとても大きい。二人がかりで抱えてやっと持ち上がる。

ロスヴィータ : ふふ、ふふふ! 大きい魚(びちびちとする魚を抱える。これはご馳走なきもする、が)
【釣り人】
お前、なんかまたデカくなってないか...?たまげたなぁ…。

釣り人はあっさりと魚を川に戻してしまった。

ロスヴィータ : ……食べない?
【釣り人】
アイツはここいらでヌシなんて呼ばれてるやつなんだよ。
もう1回挑戦したいからね、すぐ川に帰してあげるのさ。
たぶんあっちも私ともうひと勝負したいに違いないよ。

ロスヴィータ : 愛されてる魚。そのうちお礼に来るかもしれない(そんなことを言いつつ、水面を見た)
ロスヴィータ : (波紋が溶けて、消えていく)
この村の宿屋のようだ。

【店主】
やあ、いらっしゃい。

【店主】
釣り道具かあ、今全部貸し出し中だよ。悪いね。
外にいる釣り人にちょっと貸してもらったらどうかな?

【店主】
やあ、いらっしゃい。

【店主】
もちろんあるとも。
こっちがメニューだ、口頭で説明が必要ならするよ。

あの本にも書いてあっただろう、魚の塩焼きにハーブ酒。
見慣れた揚げ芋とエールだってメニューに載っていたはずだ。

【店主】
やあ、いらっしゃい。

【店主】
うちは一つの部屋で4人まで使える大きさなんだ。
料金は一部屋分で1泊8L。4人いれば1人2Lになるってわけだね。
ちょうど一部屋空いてるけど、どうする?

【店主】
いつでもどうぞ。

【釣り人】
ぼちぼち、ってところかな…君も釣りに興味あるかな?
良かったら試しに…、……。…!!?
この強い引きは…ッ!!!アイツか!!?

【釣り人】
す、すまない…釣りあげるのを手伝ってくれ~~~!!

大きな魚影が見える!!
目標値:10 <= 3d + フォーチュン
達成値:13([3,4,6])
判定に成功しました
ロスヴィータ : むんっ……
【釣り人】
…ウオオオオッ!!

釣り人と君の力を合わせて魚を釣り上げた!
........なんだかとても大きい。二人がかりで抱えてやっと持ち上がる。

【釣り人】
お前、なんかまたデカくなってないか...?たまげたなぁ…。

釣り人はあっさりと魚を川に戻してしまった。

【釣り人】
アイツはここいらでヌシなんて呼ばれてるやつなんだよ。
もう1回挑戦したいからね、すぐ川に帰してあげるのさ。
たぶんあっちも私ともうひと勝負したいに違いないよ。

この村の宿屋のようだ。

【店主】
やあ、いらっしゃい。

【店主】
うちは一つの部屋で4人まで使える大きさなんだ。
料金は一部屋分で1泊8L。4人いれば1人2Lになるってわけだね。
ちょうど一部屋空いてるけど、どうする?

【店主】
了解、代金は先払いでいただくよ。

あなたはこの価格に渋るのか、気前よく払うのか…?
もしかしたら、部屋を借りようとする別の旅人や冒険者を見つけ
相部屋を提案したのかもしれない。

ロスヴィータ : (ちゃりん、と払う。一人部屋が貰えるなら、それに越したことはない。腕に覚えはあると言え、女の一人旅だ)
冒険者は2階へと上がる。

微かに聞こえる川の音が君の意識を誘って落とすようだった。


どのくらい眠ったのだろう、窓の外が眩しい。

ロスヴィータ : ん、ん……(ごろり、と寝台から降りる。川で身ぎれいにしよう、と心に決めた)
【店主】
おはよう、眠れたかい?
朝は塩と魚のスープだよ。良かったら食べて行って。

…パンの焼けるいい香りがする。

ロスヴィータ : (魚のスープは出汁がきいていて、素朴な味わいだった)(パンを浸しながら、他の旅人と話をする。リーンの話、遠くの話)
ロスヴィータ : (そっと影の中にいるダールゴーに、パンの破片をあげる。翼鹿は器用にそれを掴み、影の中で食べる)
ロスヴィータ : (食事も、終わりだ)ごちそうさま。
【店主】
おはよう、眠れたかい?
朝は塩と魚のスープだよ。良かったら食べて行って。

…パンの焼けるいい香りがする。

【釣り人】
おはよう!もう出発かい?

【住人】
おはようございます、もう発たれるのですか?
よかったらこれをどうぞ。エルネ草のお茶です。

ロスヴィータ : ……わ。(お茶だ。種を手に入れるのは忘れていたけれど、素直にお茶は嬉しい)お茶は好き。感謝を。
薄黄色の液体と、僅かに香る花の香り
小さなボトルに詰められている。

[薬草茶] を手に入れた。
朝日を浴びて気持ちよさそうな馬たち。
手入れをする御者が冒険者に気付くだろう。

ロスヴィータ : (馬に挨拶をしながら、御者にも挨拶)
【御者】
おや、山を越えなさるかね?

【御者】
ええ、そこで荷を下ろす予定がありますよ。
ちょうど着く頃に果実市が開かれる時期だものでねえ。

ロスヴィータ : 果実市は……楽しそう。
【御者】
あの箱がそうなんですよ、いい香りでしょう。
悪いんですけども、詰めて座っていただけますかのう。

どこかバラを連想させる芳醇な香り。桃色の皮に包まれている。

ロスヴィータ : いい香りに包まれていられるなら、お安いご用。
朝日を浴びて気持ちよさそうな馬たち。
手入れをする御者が冒険者に気付くだろう。

【御者】
おや、山を越えなさるかね?

【御者】
うん、うん。もう馬も手入れが終わる頃だから。
荷物もって、乗っといてくださいねえ。
代金は1人2Lですんでね。

2ルド失った。
馬車はまだ出発していない。
準備ができたら御者に話しかけよう。

【御者】
そんじゃあ、走らせますよぉ

冒険者が問題ないと告げると、御者は慣れた様子で馬に合図を送る。
馬も応えるように足踏みし…そうして、馬車は動き始めた。

ロスヴィータ : (箱の横に、腰掛ける。バラめいた香りが心地よく、うつらうつら)
でこぼこした山道を力強く馬車は進んでいく。

傾斜のせいか、僅かに積み荷が冒険者へと寄ってきているような…。
しばらく窮屈さを我慢することになっただろう。

ロスヴィータ : わっ……
でこぼこ道を進む事しばらく…見えてきたのは整備された街道だ。

全く揺れないわけではないが…それでも随分マシだっただろう。
心なしか、馬車の進みも早くなったように感じる。

景色はゆっくりと流れていく。

【御者】
...ああ、ほら見えてきましたよ。
いやあ~…相変わらず賑やかでいい。

御者が指す先は多くの馬車で大層な賑わいを見せていた。
整備された街道を軽やかに走る姿は次々と街へと消えていく。

どの馬車も積み荷が多いように感じたかもしれない。

【御者】
あの馬車たちの積み荷は大体が果実ですなあ。
果実市が開かれる時期はなんともいい香りがする街でねえ。

その香りを感じる事ができたかどうか。
異国を思わせる香りから、柑橘の爽やかな香り…
しかし、この馬車に満ちる香りが一番分かりやすかったかもしれない。

冒険者の乗った馬車も街へ入り…徐々に速度を落とし、止まる。

ロスヴィータ : 幸せな時間だった。ありがとう。
【御者】
ああ…無事つきましたねえ、私たちも積み荷も。
街道は走りやすいんですが、どうも狙われやすくて…

【御者】
降りるときは足元に気を付けてくださいねえ。

馬車を降りれば、街を包む果実の香り。
いつもより賑わっている様子が人々の会話から聞こえてくる。
この街はいま「果実市」が開かれていた。

ロスヴィータ : (大きな街の喧騒に、目をぱちくり。馬たちがいる。人もいる。そして何より果実の香り)
【物知りそうな御者】
…ん?どうしました?

【物知りそうな御者】
…人の手帳は…、え?旅行の記録?
ああ、これを届けに行く途中なんですね。

【物知りそうな御者】
エルメア村…ああ、いつだったかな。近くを通った覚えがあります。
私が通ったのは街道の宿を経由し、山を越える道でしたね。

【物知りそうな御者】
街道をずっと走るほうが早いんです。今は随分道も整いましたから。
ただ、なぜか街道側を狙う盗賊が時々現れるんですよ。
グランディアを越えたあたりが特によく出るとか…

【物知りそうな御者】
それも定期的ではなく、忘れた頃に現れると言った具合で…
自警団では対処が難しいようです。
冒険者を雇って移動する馬車も少なくないですよ。

どの馬車も、馬を休ませる時間のようだ。しばらくは乗れないだろう。

どの馬車も、馬を休ませる時間のようだ。しばらくは乗れないだろう。

【買い物客】
うーん、どれを買か悩むな…。

【恰幅のいい店員】
やあ、こんにちは。…なんだい、落とし物?

【恰幅のいい店員】
ふうん…確かにこの街の名前が書かれているね。
…すまない。この持ち主の事は分からないな。

【恰幅のいい店員】
だけど、彼が食べた果実なら何となくわかる。
たしか…今ある店の中に同じものがあった気がするよ。

この屋台には大粒のブドウが並べられている。
ひときわ目立つ場所に飾られるように置かれている白ブドウ。
皮ごと食べられる、と店主は得意気に説明するだろう。
……ちょっぴり値が張るようだ。

【買い物客】
このベリーでパイを焼きたいわ~。

この屋台には様々なベリーが並んでいる。
赤、紫、黒…酸っぱいものから甘いものまで。

頼めば混ぜて売ってもらう事もできそうだ。

【張り切る店員】
さあ、自慢のベリーを見てってちょうだいよ~!
……ああ、すみません。買い物じゃない?

【張り切る店員】
へえ~、落とし物を届けに遠くまで行くところなの?
ふうん.....。あらやだ!この人が食べたものってお隣のじゃない?

細長く、黄色い皮につつまれた果物が山積みになっている。
何本かが房になっており、とても甘そうな香りがするだろう。

元気のいい子どもが店番を任されている。

ロスヴィータ : (甘さに目を細める。南の気配を感じた)
【幼い兄弟】
これ、おいしいよ~って父ちゃんがいつも言ってる!
…本?まだ文字読めないや…ねえ読んで!

【小さな店員】
ももいろのやつ、今年もおみせきてたよ!
どこだったかなあ…?

この屋台には馬車に満ちていた香りと同じものが並んでいる。
産毛のある桃色の皮に包まれた真っ白な果肉。

店員がひとつどうか、と試食を差し出すだろう。

【年老いた店員】
いらっしゃい、今年もいいものを用意してますよ。
…ああ、すまない。何かな?

【年老いた店員】
落とし物の持ち主をね…はて…なんだか似たような事が以前あった気が。
何年も前の話だ、私がこちらで商売をし始めたばかりの頃さ。

【年老いた店員】
山を越える道が、今よりもっと酷かったんだよ。
箱の端に追いやられた分がいくつか傷ついてしまって…
丁度乗り合わせた客に分けたことがある。

【年老いた店員】
その中の客が「妻にも食べさせたい」と言っていたなあ。
フフ、ここに着くころに熟すよう収穫しているからね。
彼が家に持ち帰るには少々難しい距離だったけれど。

【年老いた店員】
...思い出したぞ。彼の故郷もエルメア村だったはずだ。
しかし…まいったな。私はその村までの道を知らない。

ロスヴィータ : (ありがとう、と答えて桃色の果実を食べる。甘味とみずみずしさが口に広がり、疲労を癒やす)
【子ども】
あまくておいし~い。

【商売上手な店員】
いらっしゃい!まとめて買うならお安いよ!
…おっと、なにかな?

【商売上手な店員】
落とし物かあ…これから届けに?え?道知らないの?
冒険者ってのも大変だね…

【商売上手な店員】
うーん…この時期によく来るのかな?果実市を知ってるんだろ?
案外ここへ来てたりしないかね?

この屋台には飴が並んでいる。
色とりどりの果物を串に刺し、溶かした砂糖をかけて固めたものだ。

近くにいる子どもがパリパリと楽し気な音を立てている。

この屋台ではピカピカのリンゴが山積みされている。
齧ると良い音がしそうな気がしてくる。

手ごろな価格で買えることだろう。
【元気な店員】
いらっしゃい!…え?この手帳の持ち主を探してる?

【元気な店員】
ん~…村の名前、私はしらないなあ。
でもここに来たことがありそうなんだよね?
きっと誰かは知ってるかもよ!頑張ってね!

【買い物客】
良い出来だね。夕餉の後に出そうかな?

艶やかな橙色が目を引く屋台だ。
食べ慣れた柑橘であることはすぐわかるだろう。

頼めばジュースにしてくれるらしい。

【愛想のいい店員】
いらっしゃいませ!搾りたてのジュースはいかが~?
………落とし物の持ち主を探してる?

【愛想のいい店員】
……。この人の書いたもの見てたらお腹が空いてきますね…。
ごめんなさい、私ではお役に立てそうにない事だけは分かります。

ロスヴィータ : (宿を探さなければ……)
酒場がある。

【大声をあげる客】
うおお~い!酒ェもってこぉい!!

【神経質な客】
おい!あっちの皿より肉が少ねぇぞ!!

【配膳係に絡む客】
えへへ…いいじゃん、ちょっとくらい。お酌してくれよォ~。

大・中・小とサイズのそろった三人組。
周りもヒソヒソと話はするが…止めるまではできないようだ。

【店主】
お客さん、困りますよ…騒ぐなら外行って飲んでくださいや。

【神経質がすぎる客】
何だァ?!お・客・様!だろうがよお!

…酒は飲んでも呑まれるな。
呆れたか、食事前の冒険者は気が短かったか…それとも...?

ロスヴィータ : ……。(顔をしかめ)
こういう場面は見慣れた、あるいは見飽きた…
だが、冒険者は見過ごすこともできなかった。

【すべてが大きい男】
アア?!人が気分よく飲んでるってのによォ!

【顔のパーツが細い男】
客に対する態度ってもんを教えてやってんだよこっちは!

【なにもかも小さい男】
お勧めされたものは全部頼んだって言うのに…。

酔っ払いに何を言ってもダメだったのかもしれない。
…向かってくるのは武器も持たない一般人だ。

向かってくるのは仕方ない、が。あまり手酷くしない方が良いだろう。
…他の客や店主は、カウンター裏に集まって隠れてしまった。
アクティブシーンになりました。
Round 1
【酔っ払い達】
どこのどいつだか知らねえが、やっちまえ!

ロスヴィータ : (にやりと笑む)
ロスヴィータ : ダールゴーのおたけび!
足下の影からおたけびが響き渡る! 達成値:18 ([3,4,5]+6)
ロスヴィータは[ブレッシング]になった
酔った客は移動した。
酔った客は[3,3]へ移動した。
酔った客は移動した。
酔った客は[0,6]へ移動した。
酔った客は移動した。
酔った客は[3,5]へ移動した。
ロスヴィータは移動した。
ロスヴィータは[5,5]へ移動した。
Round 2
ロスヴィータ : (片刃の剣に魔法を纏わせて、背の方で打ちかかる。
ロスヴィータ : 妖精戦技!
弓は違わず、剣は歌うが如く―― 達成値:17 ([2,3,5]+7)
酔った客は防御した。
ダメージを0軽減!  
酔った客に19のダメージ  ([4]+15)
酔った客は[重傷]になった
酔った客は[気絶]になった
酔った客は[昏睡]になった
酔った客は[昏睡]になった
酔った客は移動した。
酔った客は[4,4]へ移動した。
酔った客は移動した。
酔った客は[2,6]へ移動した。
酔った客は攻撃した。 達成値:8 ([6,1,1])
ロスヴィータは回避しようとした。
ロスヴィータは回避した。 達成値:25 ([1,5,6]+13)
ロスヴィータの妖精戦技はAPが足りず失敗した。
Round 3
ロスヴィータ : (武器を構える) 妖精戦技!
弓は違わず、剣は歌うが如く――([4,4,4]) クリティカル!
酔った客は防御した。
ダメージを0軽減!  
酔った客に21のダメージ  ([6]+15)
酔った客は[重傷]になった
酔った客は[気絶]になった
酔った客は[昏睡]になった
酔った客は[昏睡]になった
酔った客は移動した。
酔った客は[4,6]へ移動した。
酔った客は攻撃した。 達成値:11 ([3,4,4])
ロスヴィータは回避しようとした。
ロスヴィータは回避した。 達成値:22 ([4,3,2]+13)
ロスヴィータの妖精戦技はAPが足りず失敗した。
Round 4
ロスヴィータ : (武器を構える) 妖精戦技!
弓は違わず、剣は歌うが如く―― 達成値:14 ([1,2,4]+7)
酔った客は防御した。
ダメージを0軽減!  
酔った客に16のダメージ  ([1]+15)
酔った客は[重傷]になった
酔った客は[気絶]になった
酔った客は[昏睡]になった
酔った客は[昏睡]になった
アクティブシーンが終了しました。
酔っ払い達は…気を失っている。店の外にでも出しておこう。

ロスヴィータ : ……やりすぎたか。
…しばらくはざわついていた店内も、次第に落ち着きを取り戻す。

【客】
でっかいハムの原木を薄く削いで…こうやって食べる。
何とも言えない味わい深さが好きでね。

客は薄切りのハムと果物を合わせて食べている。

【客】
俺はなんてったって、肉がいいね。
エールに腸詰め…あと芋!アンタもそう思わない?

【客】
この店、夜にはお目にかかれないメニューがあってさ。
朝だけ注文できるタマゴサンド…これがまた美味いんだよ~。

【客】
ここで飲むフルーツワインが好きなんだ。

【客】
果物をおつまみ代わりに食べるの。ワインとよく合うわ。

エールやワイン、まだまだリーンと似た品揃えだっただろう。

蒸かした芋や腸詰にハム…
違うと言えば、おつまみ用にフルーツの盛り皿があることだろうか?

エールやワイン、まだまだリーンと似た品揃えだっただろう。

蒸かした芋や腸詰にハム…
違うと言えば、おつまみ用にフルーツの盛り皿があることだろうか?

ロスヴィータ : (食事を頼む。フルーツワインに、くだもの。一暴れした後の食事は、美味しい)
ロスヴィータ : (そのまま程よく酒精に身を委ね……宿に行こう)
この街の宿屋のようだ。

【店主】
いらっしゃい。

【店主】
うちは食事の提供をしてなくてね。
すぐ隣が酒場ですから。あそこはいい、朝もやってる。

ロスヴィータ : 卵サンド……(明日の楽しみが増えた。頷く)
【店主】
いらっしゃい。

【店主】
宿泊ですか?空いてますよ。
お一人につき2Lになりますが、どうされますか?

あなたはこの価格に渋るのか、気前よく払うのか…?
たかが2L、されど2Lであったかもしれない。

冒険者は2階へと上がる。


夜が更けても、近くの酒場から楽し気な人の声が聞こえてくる。
眠気を誘う声だったかもしれないし、到底眠れなかったかもしれない。

ロスヴィータ : (喧噪などしらず、すやあと)

どのくらい眠ったのだろう、窓の外が眩しい。

ロスヴィータ は全回復しました。
ロスヴィータ : (のびをひとつ)
【店主】
おはようございます。
この時間なら、まだ酒場で軽食が食べられますよ。

酒場がある。

【店主】
ああ、おはよう。
タマゴサンドならできてるよ。

【客】
この店、夜にはお目にかかれないメニューがあってさ。
朝だけ注文できるタマゴサンド…これがまた美味いんだよ~。

タマゴサンド…あとは新鮮な果物。朝だけ頼めるメニューのようだ。

あとはフルーツたっぷりの紅茶…コーヒーはないらしい。
潰した果物とミルクを混ぜたものも、よく冷えていると教えてもらえた。

ロスヴィータ : (朝のメニューを頼む。フルーツとくだもののミルクを選んで)
ロスヴィータ : (黙々と食べる。いつもとは違う朝ご飯)
ロスヴィータ : ごちそうさま、美味しかった。
【物知りそうな御者】
…ん?どうしました?

【物知りそうな御者】
距離だけで言えば街道沿いを進む方が楽ですね。
冒険者と言う職業がどういったものか詳しくありませんが...

【物知りそうな御者】
色々見て行くことも大事であるなら
その手帳に沿う旅も悪くないんじゃないですか?

ロスヴィータ : ……遠回り、しようか。
朝の活気の中、やる気十分な馬たち。
御者に話しかければ乗せてもらえるだろう。

【御者】
おはよう、乗っていくかい?

【御者】
ああ、通る通る。そこに荷物を受け取りに行く予定があるからさ。

朝の活気の中、やる気十分な馬たち。
御者に話しかければ乗せてもらえるだろう。

【御者】
おはよう、乗っていくかい?

【御者】
ああ、もう準備はできてるぜ。代金は1人2Lもらうよ。

2ルド失った。
馬車はまだ出発していない。
準備ができたら御者に話しかけよう。

【御者】
そろそろ出発するぜ。


冒険者が問題ないと告げると、御者は力強く馬へ指示を出す。
馬もどことなく気合が入った顔つきだ。

ロスヴィータ : (がたん、がたん)
緩やかな登坂を馬車は確かな足取りで進んでいく。

馬車から後方、あるいは前方を見れば
遠くに段々畑の緑が広がっているだろう。

目的地近くまで来たようだ。

ハーブ畑の横を通っていく馬車。
爽やかな香りが風と共に過ぎて行った。

ロスヴィータ : (香草の香りに、目を細める)
…馬車がとまる。

【御者】
さあ、ここが畑町です。着きましたよ。

馬車を降りれば風の音がより大きく感じる。
風に揺られる草花がさらさらと音を立てていた。

ロスヴィータ : 風が、歌っている。
【商人】
こんにちは、旅の方。

【商人】
あれまあ。売り物以外は見てもわかるかどうか…。

【商人】
ン...?あら!まあ~やだよお。覚えがある話だ。
ここのスープが美味しいって教えた人は何人かいたけれど…。
パンも美味しかったと嬉しそうに話してくれたのは一人だけさ。

【商人】
口を開けば家族か奥さんの話だったねえ。
話している顔がやけに幸せそうでね、ついつい長話してしまった。

【商人】
そうかい…あの後帰りたくなっちまったんだね。
あんなに色々聞いたって言うのに、
行き方も、村の名前もとうに忘れてしまっていたよ…。

【商人】
こんにちは、旅の方。

【商人】
今日はここの薬草を仕入れに来たんですよ。
アタシも孫も、ケガなんかした時はよく世話になってるもんでねえ。

【住人】
こんにちは、薬草をお求めですか?

【住人】
え?ああ~…私、文字が読めなくて…。
ごめんなさい。

【住人】
こんにちは、薬草をお求めですか?

【住人】
地元の人はティーネ丘陵と呼んでいる土地です。
他の土地では畑町って言う方が分かりやすいみたいで。

【住人】
傾斜にあわせて小さい畑をこしらえています。
上り下りはちょっと大変ですけどね。

【住人】
遠くから仕入れに来る人も多いんです。
ああ、宿だったらあっちに行くとありますよ。

住人は奥に見える建物を示した。

ロスヴィータ : (スープとパンの味わいに、期待をこめて)(宿に入る)
この村の宿屋のようだ。

【店主】
いらっしゃい、嬉しいね。お客さんだ。

【店主】
香草のスープが人気…だった、かな。
…と言うのも、私の母が作ったスープが特に美味しいって評判でね。

【店主】
私も真似て作ってはいるけれど、あの味は出せなくて...
もっと味わって食べておけばよかったよ。
…パンは自信あるんだけどな。

食事を注文すれば、素材の甘みを感じさせる塩味のスープが提供される。
染み入るようなその一口に君は何を思うだろう。

ロスヴィータ : おいしい。疲れが取れる。
ロスヴィータ : (しばらくパンを浸しながら、黙々と食べて)
ロスヴィータ : ところで、宿も借りたい。
【店主】
いらっしゃい、嬉しいね。お客さんだ。

【店主】
うちは大部屋だけなんだ。
料金は1泊3L。食事はパンとスープを出すよ。

【店主】
了解、代金は先払いでいただくよ。

他の客の姿は見えず、宿はとても静かだった。
暖炉の熱が宿を柔らかく暖めている。

ここ以外に宿はないし、と諦めて払っただろうか。

ロスヴィータ : (大部屋、貸し切り……。そんな気持ちに心が弾む)
冒険者は2階へと上がる。
簡素な大部屋には他の客はいなかった。

風が時々窓を叩いてゆく。
平地よりもやや厚手の毛布が君を包むだろう。


どのくらい眠ったのだろう、窓の外が眩しい。

ロスヴィータ : (毛布にくるまって、ごろごろしていたが。やがて起きた)
【店主】
おはよう、ゆっくり眠れたかな。
メニューは変わらないけど食事はどうだい。

ロスヴィータ : (朝のスープは胃に優しく、パンはやっぱり美味しかった)
【住人】
おはようございます、摘んだばかりの薬草はいかがですか?
良かったら少しお分けしますよ。

リーンにも流通している、見慣れた薬草類。
少量を分けてくれるようだ。

ロスヴィータ : リーンのものより、力が強い……土が元気だ。
ロスヴィータ : (感謝の仕草と祈りの仕草をする。ここの薬草たちが、健やかに育ちますよう)
少し冷える朝。馬の吐息は白かった。

【御者】
……。

御者は一つ頷いた。
陽を指で示し、真上へと指先をずらす。

昼頃には到着すると伝えたいようだ。

少し冷える朝。馬の吐息は白かった。

【御者】
……。

御者は静かに頷いた。
磨いた踏み台をそっと置く。

冒険者に指を三本立てて見せた。

3ルド失った。
馬車はまだ出発していない。
準備ができたら御者に話しかけよう。

ロスヴィータ : (冷える朝。背嚢から毛布を取りだし、くるまる。
御者は手綱を握って、冒険者を見る。

冒険者が問題ないと告げると、御者は馬を歩かせる。

慎重に、しかし程よい速度で馬車は下っていく。
変わらず御者は静かであるが、かえって都合は良かったかもしれない。

ロスヴィータ : (心地よい静けさの中、うつらうつらと。旅の楽しさと心地よい疲れの中で、うつらうつら)
気が付けば馬車は街道を進んでいた。
行き交う馬車も増えてきており、もう少しで着きそうだ。

ロスヴィータ : (目がさめる。行き交う馬車に手を振ってみたり、する)
出発したころとは大違いの賑わいを見せる道。
街道が合流する地点に大きな建物が見えた。

あれがグランディア、街道の宿である。

馬車は宿の横へとまる。

広く走りやすい街道の途中に大きな宿がある。
馬車を停める場所は広く、乗り換える客も多いようだ。

次の目的地に向かう馬車はあるだろうか?

【乗客】
いや…日の高いうちに着いたけど、疲れるのに変わりはないね…。

【御者】
ああ、すまんね。今しがたついたばかりでさ、休憩だよ。

宿屋の入り口だ。

広々としたエントランスに入れば、宿の受付がすぐ見つけられるだろう。
早く着いたとはいえ、馬車に乗って疲れていたかもしれない。

さて、どうしようかな。

ロスヴィータ : (中継宿の大きさ。繁盛している様子)(放浪の時期を思い出し、懐かしくなった)
【店員】
ようこそ、グランディアへ。

【店員】
…おや、落とし物。
ああ、宿で拾ったと言う訳ではないのですね。

【店員】
エルメア村…確か、ここから北西に進んだ土地に
似た名前の村があると記憶しています。

【店員】
街道を進むルートと、山道を行くルートがあったかと。
圧倒的に街道を通る方が早いのですが...。

【店員】
盗賊が出ることもあって、経路を変えざるを得ない事もあるんです。
リーンの冒険者の宿へ依頼が出されているらしいのですが…
対処頂いても後を絶たないのが現状ですね。

ロスヴィータ : (情報に感謝する)
【店員】
ようこそ、グランディアへ。

【店員】
ご宿泊はお一人につき、6L頂戴しております。
現在は大部屋のみ空きがございますね。
ご希望でしたら、部屋と同じ階にある浴室もご利用いただけますよ。

ロスヴィータ : (大部屋だが、浴室付き。だったらこの値段は良いだろうと。しばらく湯船には入っていない)
【店員】
ご宿泊ですね、かしこまりました。
よろしければご入用の物をカウンターからお持ちください。
こちらは宿泊代に含まれておりますから、どうぞご自由に。

店員が手元の棚を示す。
編み籠に用意されているのはタオルや小さな石鹸。
他には豆菓子、キャンディといった嗜好品も見える。
宿泊する商人から仕入れているのかもしれない、そんな品揃えだ。

【案内係】
いらっしゃいませ。
食堂へはこちらの扉から。お部屋は二階となっております。

【芋好きの客】
アチッ…アチチ…
ここの芋、潰してから…モグ…丸めて揚げてあるんだよ。
何故だろうね…ハフ…切って揚げたやつよりサクっとしててさ…。

【酒好きの客】
珍しいお酒はないけど、安心できる味が揃ってるわね。
彼の芋を奪ったらもっと美味しい組み合わせになるのよ。

【お行儀のいい客】
あのね…今…お肉を切ってるの…。難しいね…。

【お行儀のいい客】
ええと、挽いたお肉を丸めて焼いたやつだって母様が言ってました。
……怒られちゃうからしないけど、大きいまま齧りたいな。

【噂好きの客】
あら、なにか…?

【噂好きの客】
あらまぁ…これを届けるために旅を?素敵ね。

【噂好きの客】
あら、あらあら…フフ。
いいわね。会いたい人の所へまっすぐ帰るなんて。

【噂好きの客】
...そう言えば北西の村から桃色の果実を売りに来る人がいると聞いたわ。
もしこの方が奥様に食べさせたいと種を植えたのなら…
なんて。見つかると良いわね、持ち主が。

【商人風の客】
やあ、どうも。
あなたも商売を…という風貌ではありませんね?旅の途中かな?

【商人風の客】
おや、落とし物を届ける旅ですか。どれどれ…

【商人風の客】
エルメア村…私自身は行ったことがない村ですな。
ふむ…故郷に戻るためにここで北寄りのルートに変えたんですね。
確かにあの山道で盗賊が出た報告はないように思います。

【商人風の客】
…なぜと言われると私もわかりかねますが。
街道を選ぶ商人はだいたいが護衛を雇って移動します。
懐に余裕がある者が通る、と思って街道側を狙うだけなのでしょうな。

ロスヴィータ : (情報を吟味しながら、自分も何か食べようと思う)
肉料理の種類が多く、魚は酢漬けが載る程度だった。
中でも羊と牛が交互に串に通された串焼きの皿は特に人気だとか。

酒は多くないが、エールやワインといった定番が揃えられている。
メニューと同じ絵が描かれた板がテーブルにあるだろう。
これを店員に渡せば注文できるらしい。

ロスヴィータ : (羊と牛の串焼きに、エールとあげじゃが、そしてすこしばかりのパンを)
ロスヴィータ : (パンに串焼きの中身を挟み、即興のサンドイッチだ)
ロスヴィータ : (そして、のんびりエールとあげじゃがを楽しんでいた)
広く走りやすい街道の途中に大きな宿がある。
馬車を停める場所は広く、乗り換える客も多いようだ。

次の目的地に向かう馬車はあるだろうか?

宿屋の入り口だ。

ロスヴィータ : (外でのびをする。寝るには早い。……風呂に入ろう)
宿屋の入り口だ。

広々としたエントランスに入れば、宿の受付がすぐ見つけられるだろう。
早く着いたとはいえ、馬車に乗って疲れていたかもしれない。

さて、どうしようかな。

【店員】
ようこそ、グランディアへ。

【店員】
ようこそ、グランディアへ。

ロスヴィータ : (キャンディと石鹸、大ぶりのタオルをもらい、上に)(足りなければ、後で貰おうと)
ロスヴィータは[]になった
ロスヴィータ : (ゆっくりと湯浴みをし、服を着替えればもう日は暮れていた。寝よう、と毛布を被り)
すぐに寝付いたか、眠れない夜を過ごしたか…
冒険者がどうあれ朝はやってくる。

ロスヴィータは[]でなくなった
ロスヴィータ は全回復しました。
【店員】
おはようございます。

取引をしました。
どうぞお気をつけて。

4ルド失った。
[ボトル] を手に入れた。
[お弁当] を手に入れた。
ロスヴィータ : (お弁当と紅茶を買い、宿を出る)
【案内係】
おはようございます。

街道は変わらず、行き交う馬車でいっぱいだ。

【御者】
おはようございます、馬車をお探しですか?

【御者】
街道を通って進みます。護衛に冒険者を数名雇っていますよ。
…エルメア村?ああ、近くを通ります。
途中で村まで行く馬車に繋ぎますから、村まではそちらで。

【御者】
や、おはよう。乗っていくかい?

【御者】
俺は山向いて行くからな…北寄りの道だよ。
夜には山間の村で一旦休む予定さ。

ロスヴィータ : (村に寄ろう。そう決めた)
【御者】
や、おはよう。乗っていくかい?

【御者】
まいど。一人3Lもらうぜ。

3ルド失った。
馬車はまだ出発していない。
準備ができたら御者に話しかけよう。

【御者】
そろそろ出発するよ。

冒険者が問題ないと告げると、御者は軽い返事を返し馬車を出す。

ロスヴィータ : (のんびりと、朝食代わりの弁当を開く)
ロスヴィータは、お弁当を使った。
ロスヴィータは2回復した。  
ロスヴィータは、ボトルを使った。
ロスヴィータは1のSPを回復した。  
ロスヴィータ : (紅茶をのみ、ゆっくりと流れる景色を見ていた)
山はまだ遠い。
あれだけ街道と離れていれば盗賊だって嫌がるだろう。
街道の方が獲物に困らない事を分かっているはずだからだ。

ぐるりと大きく遠回りしている、そう分かる道のり。
しかし、この道でなければ山を越えていくのは無理だとも理解できるだろう。

道の端の木々は誰かが手入れをしているようにも見えた。

ロスヴィータ : (木々の精霊に道の安全を祈った)
景色はゆっくりと流れていく。

月明かりが山道を照らし始める少し前。
冒険者を乗せた馬車は山間の村へと到着する。

ロスヴィータ : 大分、暗くなってしまったけど。
ロスヴィータ : 無事に到着。
【御者】
着きましたよ、ここで一晩世話になる予定です。
山の夜道を下るのは流石に難しい。

馬車を降りると弱く雨が降り出していた。
山の天気は変わりやすいのかもしれない。

ロスヴィータ : (雨を避けるように、フードをかぶり)
【住人】
ようこそ、旅の方。

【住人】
ご丁寧にありがとうございます…雨も降り始めましたね。
奥の家へお入りください。後ほど食事を運びます。

【住人】
ようこそ、旅の方。

【住人】
まあ、落とし物を届ける旅を…。
せっかくですから、食事の時に皆に見せてあげてください。

【住人】
こんばんは、旅の方。


【住人】
ようこそ、私たちの村へ。
道中木々に邪魔をされませんでしたか?
定期的に枝やら整えてはいるのですが、木々は逞しくて。

【住人】
こんばんは、旅の方。


【住人】
ううん…。おや、この羽ペンの持ち主なら心当たりがあります。
ちょうどあちらの家にいる兄が、そのペンの持ち主なんです。
何か話が聞けるかもしれませんよ。

この家で一晩お世話になるようだ。

ロスヴィータ : (タオルで体を拭いてから、一歩奥に。
【家の主】
我々の村へようこそいらっしゃいました、旅の方。
街の宿のようにはおもてなしできませんが、どうぞお寛ぎください。

柔らかい声で迎えてくれるのはこの家の主であった。
深い目尻の皺がさらに彼を柔和に感じさせる。

【家の主】
ここは名もなき村でございます。古き女神を信仰し、祈る場。
教えを広める立場のものはおりませんけれど。

【家の主】
今夜は満月、特に導きの力が強まる夜と言われています。
あなた方との出会いもまた、お導きと捉えていますよ。

ロスヴィータ : 良い教えだ。あなた方の女神が微笑みますよう。
【家の主】
ええ、存じております。ここからもう少し西に進んだ先…
穏やかで優しい風が吹く村でありますね。

【家の主】
あちらで育った桃色の果実を最近も頂きまして…
召し上がられますか?テーブルにある、その白い果肉がそうです。

【家の主】
なるほど、落とし物を届ける旅でありましたか…
やりたいと望んでも、なかなか得る事のない機会でしょう。

【家の主】
…なんと、ええ。彼との話は今でも覚えていますとも。
少し待っていてくださいね。

そう言って家の主は本棚から一冊の手帳を取り出し戻ってきた。

【家の主】
あの夜書き写したものがこちらです。どうぞ。

…仮に君が文字を読めなくても、中身が同じである事は分かる。
最後の頁には名前が二人分書き記されていた。

エディオ マリーナ

ロスヴィータ : マリーナ。エディオ。
【家の主】
ええ、私がペンの持ち主です。
昔は南方の地で本作りを生業にしておりました。
私も旅が好きで…この手帳の彼と一晩語り明かすほどに。

【家の主】
今はこの土地に落ち着き、こうやって人の旅を読ませて頂く身です。
ある意味泊っていただく代金の代わり…いえ、ただの楽しみです。

【女性】
新月の日は女神さまがお出かけになっている、なんて話もあるんですよ。
身の丈ほどの楽器を持って歩いておられるとか…
この話をどの本で読んだか、すっかり忘れてしまいましたけれど。

あたたかな湯気がくゆる鍋。
野菜をミルクで煮込んだスープだ。
乾いたパンを浸せば、よく吸い上げるだろう。
…フラウリオで見かけた果物が皿に盛られている。

ロスヴィータ : (ミルクの甘味、くだものの甘味、パンの甘味。そして塩気。冷えた体を温める)
あたたかな湯気がくゆる鍋。
野菜をミルクで煮込んだスープだ。
乾いたパンを浸せば、よく吸い上げるだろう。
…フラウリオで見かけた果物が皿に盛られている。

【女性】
新月の日は女神さまがお出かけになっている、なんて話もあるんですよ。
身の丈ほどの楽器を持って歩いておられるとか…
この話をどの本で読んだか、すっかり忘れてしまいましたけれど。

ロスヴィータ : (故郷の伝承をいくつかして、そして夜は過ぎる)
ロスヴィータ : ありがとう。休ませて貰う。
冒険者は寝床へと移動する。

薪が弾ける音、虫の声、雨。
落ち着ける何かがそこにはあっただろうか?

ロスヴィータ : (雨の音、虫の音、優しい闇。楽器を奏でる女の夢を見た)

どのくらい眠ったのだろう、窓の外が眩しい。

【家の主】
おはようございます。外はよく晴れているようですよ。

【女性】
もうお発ちになられるのですか?よければ朝食をどうぞ。

果物とパン、それとチーズ。沸かしたお茶が用意されている。

ロスヴィータ : (パンの上に果物を置き、かぶりつく。それからチーズの塩みと旨みを楽しんで)
ロスヴィータ : (リーンのことを二人にはなしながら、お茶で身を温める)
ロスヴィータ : (はなれがたい落ち着きがあったが、それは――僅かな笑みと共に、さよならをした)
【住人】
発たれるのですね、あなたの旅が良いものとなりますよう。

【住人】
おはようございます。どうか、良い旅を。

ロスヴィータ : ん、女神様と諸霊が、祝福して下さいますよう。
御者が冒険者に気付けば手をゆるりと振る。

【御者】
おはようございます。
さて、じゃあ山を下りますか。

長い長い馬車の旅もようやく区切りを迎える…
もちろん帰るまでは終わりではないのだが。

風が通る村の小高い丘。その丘には1軒の家。

ロスヴィータ : (風の香りを楽しんでいる。小高い丘の、一つの家)
風見鶏のある屋根。他で見るものとは違って可愛らしい形だ。
おそらくあれが持ち主の家なのだろう。冒険者が近付こうとした時…

中から若い女性が一人、出てきた。

段々畑には見慣れた作物や、そうでないものもあるだろう。
作業中の男性がこちらに気付けば、会釈する。

エディオ マリーナ ここに眠る

墓標を囲むように咲くのは黄色い花。
一部は綿毛に変わりつつある。

風に乗って、綿毛がいくらか旅立っていった。

【女性】
あの…うちになにか…?

【女性】
依頼…?リーンと言う街から、ですか。
ずいぶん遠くから来られたのですね。

【女性】
私は知らない街ですから、きっと遠いのだろうと。
ああ、よろしければ庭でお茶でもどうですか?

【女性】
まあ、お忙しいのですね…これを、届けに?
だけど私の持ち物では…、…。

【女性】
…これは、おとうさんの文字…。
ああ…。そうです、出かけたと思ったら数日で帰ってきた事があって…。

【女性】
その数日後に母が…。
それきり、父は旅に出なくなってしまって…。

ロスヴィータ : ……。
ロスヴィータ : (墓石の意味は、分かっていた。今、生きていないだろうことも、可能性として予測していた)
女性は墓標に視線を向け、こう続ける。

【女性】
その年は運悪く、村近くの山を下る途中で盗賊に出くわしたそうで...
荷物と手帳を失ったと母の葬儀が終わったあとでそう話していました。
…ですから、持ち物が戻ってくるなんて思いもしなくて。

ロスヴィータ : でも、手帳はここにある。ただいま、を言うために。
【女性】
…すみません長々と。
父の思い出を届けてくださって、ありがとうございました。

手帳を抱きしめたまま、女性は冒険者へと頭を下げる。
君は一言、二言何か言葉をかけただろうか。

…丘の下から帰りを促すような馬の嘶きが聞こえてくる。

ロスヴィータ : きれいな場所。どうぞ、恵みがありますよう。
依頼は達成した。リーンへ帰ろう。

落とし物を届け…
馬車へと乗り込んだ冒険者は、また長い旅へと戻ってゆく。

暖かな日差し、涼やかな風。

ロスヴィータ : (のびをする。この旅は、もう終わりだ)
ロスヴィータ : でも、まだ続く……。(そのことを噛みしめる)
冒険者の眠気を誘うには十分であったことだろう。

ロスヴィータ : (そして、うつらうつらと)
名もなき旅の果。
誰かの旅は終わりを迎え、君の旅は続いて行く。

ロスヴィータ : (諸霊に祈りを捧げる)
[報酬袋] を手に入れた。